自分の内向的な性格によって、
コンプレックスを抱いたことはありませんか?
私も人としゃべるのが得意ではなく、
いつもオドオドしている自分に嫌気がしていました。
内向型であることはデメリットなのでしょうか?
そこで、今回紹介するのはこの本。
この本の著者のカミノユウキさんは、内向型プロデューサーとして、
内向的な人のためのコーチングやメディアでの情報発信をしている方です。
そんな内向型のプロフェッショナルであるカミノユウキさんは、
内向的であることは弱みではなく、むしろ強みであると述べています。
内向的な性格を無理に変える必要はないのです。
・内向型の強みがわかる
・内向型であることに自信を持てるようになる
・内向型の人が取るべき戦術がわかる
それでは解説していきます。
外向型になろうとしない
内向型の人は外向型になる必要はありません。
もともと内向型として生まれた人が、
外向型になろうとするとミスマッチが生じるからです。
長距離ランナーに向いた肉体を持って生まれてきた人が
短距離走者を目指すように指導されたら、
強みはまったく生かせませんし、
もともと短距離走向きだった人々にかなうはずがありませんよね。
ミスマッチに苦しむだけでしょう。
それと同じように、
内向型の人が外向型と同じ振る舞いをしてしまうと、ミスマッチが生じるわけです。
私も内向的な性格は良くないことだと思い、
無理に外向的に振舞おうとしたところ、
めちゃくちゃしんどかった経験があります。
・・・もう二度とやりたくない😢
内向的な私たちが取るべき戦略は、
内向型の持つ強みを理解して、それを生かすことなのです。
内向型人間は聞き上手
内向型の人は聞き上手で、相手から信頼されやすいです。
内向型の人は、脳の神経回路が長く、
色々なことを考え込んでしまう性質があります。
なので、相手の言葉を深く解釈することができ、相手を理解してあげられるのです。
そのため、相手の細かいところまで理解できる内向型の人は信頼されやすいのです。
「元気ですか。体調など崩していませんか?」と挨拶されたとして、
字面通りに解釈するなら、「はい、元気です」という答えしか出てきませんが、
熟考できる内向型人間なら
「どうして体調に触れるんだろう。会ってない間に病気を経験したのかな。
それとも自分の顔色が悪いのかな」
などといろいろな解釈ができます。
相手が一言しか発していなくても、内向型人間は相手の心まで読み取ることができるのです。
まさに聞き上手です。
最近の話術の本では、会話がうまい人は聞き上手であると書かれています。
つまり、内向型の人は会話が苦手なのではなく、むしろ得意です。
内向型人間の取るべき戦術は、自分から話すのではなく、聞き手に回ることなのです。
聞き上手を生かすための本はこちら↓
愛想笑いをしない
内向型の人は愛想笑いをするべきではありません。
何よりも内向型人間は周囲に合わせる「ふり」をやめましょう。
「ふり」をすることは自分自身をだますことであり、
そのうち、本心を見失うからです。
(中略)
それは自分の内部に生きる内向型人間にとっては、
ものごとの判断基準を失うということです。
これほど恐ろしいことはありません。
内向型人間は自分の内側に関心がいきます。
そのため、本心を見失うことは非常に危険なのです。
愛想笑いは自分の本心を騙す行為であり、
内向型人間がしてはいけないことなのです。
私も会話に無理に入ろうとして、愛想笑いをしている時がありました。
その時、自分の心がモヤモヤして気持ち悪い感覚を覚えます。
でも、会話をするのには必要なことだと思い、
自分の本心を裏切ってでも会話に入ろうとしてしまいました。
それから、人と話すことにトラウマを覚え、
人と話すことが嫌いになってしまいました。
このことから、自分の本心を裏切ることは、内向型の人にとってダメージが大きいと思います。
筆者は内向型の人の取るべき戦略は、
「周囲に流されない」ことだと述べています。
周囲に流されず、自分らしく振舞うことが大切なのです。
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