大人が読む『こども倫理学』

哲学・倫理学

・他人を思いやる気持ちがつく

・物事を深く考える能力が身につく

・倫理学の基礎が学べる

これから倫理の内容を紹介していきます。

今回は、倫理について本書で問われている内容を私なりの考えを交えて解説します。

倫理は人によって考え方が違います。

皆さんも考えながら読んでみてください。

てんびん
てんびん

それでは、解説初めていこう!

そもそも倫理とは

ひととしてまもり行うべきみち

善悪ぜんあく正邪せいじゃの判断において普遍的ふへんてき基準きじゅんとなるもの

道徳どうとく。モラル。

倫理は、道徳と考えてもらって差し支えありません。

ただし、倫理とマナーは少し違います。

倫理は、

善悪の普遍的な基準であるのに対し、

マナーは、

文化や時代によって大きく変わってきます。

倫理学とは善悪の普遍的な基準を求めるものなのです

てんびん
てんびん

いつまでたっても変わらないのが倫理、

時代によって変わるのがマナーなんだ。

勝ったら「正義」で負けたら「悪」か

これからの人生じんせいだれかとあらそうことはあるでしょう。

どんな使つかってでもちたいとおもうかもしれません。

そのときは

けて「あく」にならないように、なにがなんでもつほうがいいのでしょうか。

この資本主義社会では競争は避けられません。

何かしら争うことはあるでしょう。

ですが、

その時に人をおとしめたり、

人として許されないことをしてでも、

勝とうとする人がいます。

人をおとしめて、

手に入れた勝利は人に誇れるものでしょうか?

私の考えは、

道徳的に反した行いによって得た勝利は、

一時的には自分を満足させるかもしれません。

ですが、

その行いをした事実は一生記憶に残ります。

そうなると、

「これは自分の実力で手に入れたものではなく、他人をおとしめて手に入れたものだ」

と思うようになります。

自分の力でやってこなかったため、

ぼろが出たり、

自分に自信が持てなくなるかもしれません。

大事なのは、

結果ではなくその人が目的を達成するた得た、

技術や経験だと思います。

ずるをすると、

結果しか手に入らないので、

その人の実際の能力は低いままです。

ずるをしないで、

まっとうな勝負をしたほうが、

自分の能力を上げてくれると思います

てんびん
てんびん

みんなもこの問題について考えてみよう!

同じように人助けしても同じといえるだろうか?

みちまよったひとがいたとき、

Aさんは「こまっているのだからたすけよう」とかんがえ、

道案内みちあんないをしてあげました。

おなじじようにみちまよったひとつけたBさんは、

こまっているひとたすけたことを先生せんせいえば、ほめられそう」とおもったので、

Aさんとおなじように道案内みちあんないしてあげました。

AさんもBさんもやったことは同じですが、

考え方が違うようです。

結果さえ同じであれば、

心の内でよからぬことを考えていても、

同じであるといえるのでしょうか?

私はそうは思いません。

確かに、短期的に見ればAさんもBさんも結果は同じです。

ですが、

今後の行動を考えたときに、

明確な違いが出てくるだろうと思います。

Aさんは困っている人を純粋な気持ちで助けようとしました。

Aさんは誰かに評価されずとも自然に人助けできるので、

今後も多くの人を救っていけるでしょう。

対してBさんは、

人に評価されるために親切にしました。

裏を返せば、人に評価されない状況にある時は、

親切にしないということです。

純粋な気持ちで親切な行いをしたほうが、

長期的に優れた行動をとれると思います。

てんびん
てんびん

他人への貢献は人生の幸福度を左右する重要なものなんだ。

自然に親切にできたほうが、自分も自然に幸せになれるってこと。

まとめ

この本はこどもでも読めるようにわかりやすく、倫理学を説明しています。

大人の私が読んでも、

学ぶことが多くあり、

倫理についての理解がいまいちだったことを実感しました。

ほかにも、

大人が読んでも面白い問いが多くあります。

ぜひ読んでみてください。

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