精神科医が教える 読んだら忘れない読書術 [ 樺沢紫苑 ] 1

読書術

「せっかく本を読んでも、すぐに内容を忘れてしまう」

と思うことはありませんか?

そこで、今回紹介するのはこの本。

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この本は精神科医の立場から、

忘れない読書術を紹介しています。

覚えていない、

つまり「記憶」に残っていないということは、

それはあなたの中に定着していないということ。

もっと言ってしまえば、

その読書は何の役にも立っていない、

ということと同じなのです。

「記憶」に残っていなければ、

読書は何の役にも立ちません。

そうならないためにも、

忘れない読書術を解説していきます。

スキマ時間に読書をすると記憶に残る

この本の作者の樺沢紫苑さんは、

スキマ時間だけで月30冊の本を読んでいるそうです。

東京に通勤するサラリーマンの通勤時間は、

平均で1時間、往復で2時間です。

2~3日の通勤時間を合計すると、

4~6時間になり、

本を読むには十分な時間が確保できます。

人生の1割に相当するスキマ時間を「浪費」に使うのか、

「自己投資」に使うのか。

この時間の使い方次第で、

あなたの人生は変わります。

また、スキマ時間に読書をすると、

通常よりも記憶に残りやすくなります。

制限時間があると集中力がアップし、

脳が高いパフォーマンスを発揮するようになるからです。

「乗り換えまでの15分で、1章を読み終える」というような、

時間制限を設けると、

漫然と読むよりも高い集中力が発揮できるのです。

速読よりも深読する

「記憶」に残らないのは、

自分の中に知識が定着していないということです。

せっかくの読書が無駄になってしまいます。

いくら本を速く、大量に読んだとしても、

「記憶」に残らなければ意味がないのです。

30分で本を1冊読めたとしても、

内容を説明できない、

あるいはその本について議論できないのであれば、

読んでいる意味がありません。

記憶に残らないし、

自己成長もしないのなら、

ただお金と時間を無駄にしたにすぎません。

本を自分の糧にするためには、

本の内容を説明できる、

または議論できるレベルまで読む必要があるのです。

本を読んだら「話す」「勧める」

本を自分の糧にするためには、

本の内容をアウトプットして、

記憶に定着させる必要があります。

簡単なのは、

人に本の内容を話したり、

その本を勧めたりすることです。

重要なのは、

「おもしろい」「ためになった」を連呼してもだめで、

具体的にどこがためになったのか、

本の内容を要約しながら、

相手に伝えるということです。

具体的にどこがためになったのかを説明することで、

記憶に定着させることができます。

本を人に勧めるためには、

本の内容を思い出し、

さらにその内容を頭の中で整理する必要があります。

そのため、インプットだけの場合よりも、

内容が深く理解できるのです。

まとめ

・スキマ時間に読書をすると記憶に残る

・速読よりも深読する

・本を読んだら「話す」「勧める」

記憶に残らず、

自分のためにならない読書は意味がないということなのですね。

私も、本を大量に読むことにとらわれて、

本を精読して、生活に生かすということがおろそかになっている部分がありました。

これからは、本の内容をきちんと理解して、

その内容を人に話していきたいと思いました。

次回に続きます。

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