精神科医が教える 読んだら忘れない読書術 [ 樺沢紫苑 ] 2

読書術

前回に引き続き紹介するのはこの本。

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それでは解説していきます。

寝る前に読書する

読書をする時間帯は、

寝る前がお勧めです。

寝る前に勉強をすると、

勉強したことが頭に残りやすいといわれます。

寝ている間には新しい記憶のインプットがなされないので、

「記憶の衝突」が起こらず、

頭の中の整理が進むからです。

本の内容を効率よく定着させるには、

「記憶の衝突が」が起こらない、

寝る前に読書をするべきなのです。

また、寝る前の読書は睡眠に入りやすくしてくれます。

イギリスサセックス大学の研究によると、

他のリラックス方法と比べて、

読書は最も高いリラックス効果が得られると報告されています。

寝る前の読書は、

本の内容を記憶に残りやすくさせ、

睡眠に入りやすくしてくれる大きなメリットがあるのです。

本は最初から一字一句読む必要はない

「本は最初から全部読む必要がある」

というような先入観に支配されていませんか?

本は、「学び」や「気づき」を得るために読むものです。

ですから、「学び」や「気づき」を得るために最適な読み方をすればよいのです。

「学び」や「気づき」を得るために、

最初から一字一句読む必要はありません。

特に実用書などは、

方法やノウハウの部分が重要ですから、

そこだけを読めばよいのです。

重要な部分に最速でたどり着くためには、

「ワープ読書」がお勧めです。

まず本を開いたら、目次を見て、

一番知りたいことが書かれている部分が何章にあるのか目星をつけて、

その「結論」が書かれていそうなところに、

いきなりワープします。

そのページを読んでさらに知りたいところ、

深堀したいところ、疑問に感じたところがあれば、

再度目次などで目星をつけて、

そのページにワープして読んでいきます。

おもしろそうな話にワープして、

さらに興味が出たらそれに関連したところも読んでみる。

そのような姿勢で本を読んだほうが、

気持ちもラクになります。

本の結論、つまり目的地がわかっていると、

本を読むモチベーションも上がります。

「ワープ読書」は最短で結論を見つけられるだけではなく、

モチベーションアップにもつながるのです。

広く、深く、バランスよく読む

「広げる読書」ばかりしていると雑学王のように

幅広くいろいろなことを知ることはできますが、

いつまでたっても何かの専門家にはなれません。

一方で「深める読書」ばかりをしていると、

自分の専門領域については圧倒的な知識を持っているものの、

それ以外の領域は何も知らない「専門バカ」になってしまいます。

大事なのは「広げる読書」と「深める読書」のバランスです。

まずは、「広げる読書」をして、

自分の興味や関心を広げます。

そして、自分が興味を持ったジャンルを、

「深める読書」で深堀していきます。

こうすることによって、

バランスよく知識を吸収することができるようになります。

まとめ

・寝る前に読書する

・本は最初から一字一句読む必要はない

・広く、深く、バランスよく読む

せっかく読書興味のあるジャンルを見つけても、

その内容を深堀しなければもったいないと思いました。

興味のあるジャンルを見つけたら、

その機会を逃さず、

もっと深堀してみることが大切だと思います。

本書では今回紹介した他にも、

・読書で1日を「72時間」に増やすことができる

・ネットの情報はいわば「デパ地下の試食」である

・貯金をするな!知識を貯金しろ!

というような興味深い内容がありました。

気になった方は、ぜひ読んでみてください!

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