今回紹介する本は『シロクマのことだけは考えるな!』です。この本は私たちの嫌な過去を忘れさせてくれる方法を知る一冊になっています。
「嫌な事を思い出したくないのに、どうしても思い出してしまう!」ということが私にはよくあります。忘れたいのに、忘れられないのはものすごくストレスです。
皆さんも同じような経験があるのではないでしょうか。
では、どうすれば忘れられるかというと…
嫌なことを詳細に思い出し、その時の気持ちを分析して書き出す
私は最初にこの内容を読んだとき、あまりにもクレイジーすぎる方法なので、目を疑いました。
ただでさえ思い出したくない過去を、わざわざ紙に詳細に思い出して書き出すなんてさらに精神が病んでしまうと思いました。
ですが、これには科学的根拠があったのです。
人間は思考を抑制しようとすると、かえって思考を活性化してしまうということが科学的に明らかになっています。
なぜなら、人は考えることなしに、考えないようにすることはできないからです。
衝撃的なことに、忘れようと頑張ることが脳に覚えておけという指令になるのです。
私は嫌な事を忘れようとしたことにより、さらに精神を病ませていたということです。確かに、それをしたことにより何度も同じことをフラッシュバックしてしまっていました。
考えないようにしても考えてしまう脳を持った我々人類は、どうすれば嫌な過去を忘れられるのでしょうか。
その答えこそが「嫌なことを詳細に思い出し、その時の気持ちを分析して書き出す」です。
嫌な事を思い出すときは、感情を爆発させるのがポイントだそうです。
悲しかったら気が済むまで泣き続ければよいのです。
嫌な事について考えることを続けることで、脳には飽きが来るそうです。
確かに、永遠にそのことについて泣き続ける人はいないでしょう。私も悲しい時は、その時のことを詳細に思い出して、泣いてわめこうと思います(笑)。
まとめ
私たちは気が付かないうちに考えないようにして、考えてしまっています。
このようなことを理解したうえで、自分の過去を受け入れるべきだと思いました。
本書では、このような内容のほかにも「頭がよくなる心理術」や「人をトリコにする心理術」などが紹介されています。
どれも、非常に興味深い内容なので是非読んでみてください。
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