一生下がらない『鋼の自己肯定感』

自己啓発
この本を読むメリット

・一生下がらない「鋼の自己肯定感」を手に入れられる
・どんなことがあっても動じないようになる
・人生の方向性を決めることができる

なぜこの本を選んだか

 私はいつも自己肯定感が低く、人と会話するのが苦手でした。会話中はいつもオドオドしていて、自分の意見が言えません。

 さらに、何かを選択するときも周りに流されて、自分の感情を殺してしまっていました。

 ビビりな自分でも、自己肯定感を上げてはっきり意見を言えるようになろうとこの本を選びました。

そもそもなぜ自己肯定感は低いのか

  火のない所に煙は立ちません。何かきっと自分の自己肯定感を下げさせている原因があるはずです。

 それを特定し、改善することで自己肯定感を高めるべきです。

 では、その原因は何でしょうか?

あなたの自己肯定感が日常的に、上がったり下がったりしているとしたら、あなたが「条件付き」で自分を肯定したり、否定したりしているからだ。

 例えば、「上司に褒められたから自己肯定感が上がった」ということがあったとします。

 ですが、これは「条件付き」で自分を肯定しているにすぎないのです。褒められなくなったら、自己肯定感はすぐに下がってしまいます。

 これでは下がることのない自己肯定感は身につきません。

他人があなたに下す評価は、究極的にあなたにはコントロールできない。不可能を追い求めている限り、安定した自己肯定感、そして心の安らぎは決して得られない。

 「条件付き」の自己肯定感は自分ではコントロールできないものが多くあります。 

 外部からの影響やコントロールできないもので、自己肯定感を高めようとすると安定しません。

 他人からいい評価を受けたとしても、それは一時的なものであり、すぐに自己肯定感は下がってしまいます。

 「成功したから自己肯定感があっがた」「失敗したから下がった」というように「条件付き」の自己肯定感は全く安定しません。

無条件に自分を認めることが「鋼の自己肯定感」を作る

 ではどうすれば安定して、ブレない自己肯定感を身に着けることができるのでしょうか?

「過去に何があっても、今どんな状態でも、未来に何があっても、私は私を受け入れ愛する。自分は一生自分に寄り添い、自分の親友になる」と決めてしまえばいいだけである。

 つまり、ありのままの自分を「条件付き」ではなく、「無条件」で受け入れることが必要ということです。

 確かに、それは理想ではありますが、実行するにはかなりの難易度が要求されそうだと思いました。

 「無条件」に自分を愛する感覚をつかむのは、雲をつかむようなものです。

 ところが、筆者は難しいことは言わずに、簡単に自己肯定感を上げる方法としてリフレーミングという方法を上げています。

リフレーミングとは心理学の用語で、事象をポジティブに捉え直して、受け止め方を変えること。

 例えば、他人が八つ当たりをして来た時に

 「もしかしたら、何か嫌な事があってイライラしているかもしれない。自分も嫌な事があればイライラしてしまうな。この人の嫌な事がなくなりますように。」

 と考えるようにすることです。

 私は捉え直すときに、同情と他者への慈悲の心を付け加えています。

 こうすることで、相手により同情することができ、怒りに振り回されることはなくなります。

 他人にどう印象を受けるかによって、自分の精神状態を知ることができます。

 「他人は自分を映す鏡」です。他人を許せれば、自分も許せるようになります。

 この方法は、自分や他人を「無条件」に受け入れる練習になります。

 最初は難しくて、怒ってしまうかもしれません。しかし、それに気づいて改善していくことが大切なのです。

 論語にはこう書かれています

子曰わく、

「過まって改めざる、是れを過まちと謂う」

(訳:先生がいうには。「過ちをしても改めないことが本当の過ちである」)

 私も最初は感情的になってしまっていました。ですが、失敗を認めて何度も改善を繰り返していき、前よりも感情をコントロール出来るようになりました。

 失敗したからと言って自分を責めてしまえば、「条件付き」の自己肯定感になってしまいます。

 それよりも、失敗を認めて改善することが「無条件」の自己肯定感につながるのです。

まとめ

 私はこの本で自己肯定感が低いのは「条件付き」であるからと学びました。

 私がコミュニケーションが出来なかったのは「失敗したらどうしよう」と悩んでいたことにほかなりません。

 これは自分に、「失敗したら自分はダメな奴だ」と条件を付けていることになります。

「無条件」に自分を認められれば、成功するかどうかは関係しないのでコミュニケーションをとることが可能になると思います。

 これからは、リフレーミングなどを活用し、「無条件」に自分を受け入れられるようにしたいです。

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