・生き方がわかる
・人生に満足できるようになる
・自分を大切にできるようになる
それでは解説していこう!
この世界にはもともと、善悪も優劣もない
この世界においては何事も、
ただ、そこにある。
そこには、美醜も善悪もない。
あなたが、美しいものを「美しい」と思うことで、
「醜い」が生じる。
あなたが、善いものを「善い」と思い込むことで、
「善くない」が生じる。
それらは、
あなた自身が、作り出しているに過ぎない。
人はどうしても他人と比べて、
優劣をつけてしまいます。
ところが、
老子の考えによれば、
この世には優劣なんてものは存在しないそうです。
たしかに、
優劣は勝手に人が作り出したものであり、
自然な状態の世界にはそんなものは存在しません。
ただそのものがあるだけです。
例えば、
「ブサイク」や「イケメン」などは、
本来この世には、
存在しません。
ただ他人が勝手に優劣をつけているに他なりません。
では、どうすればよいのかというと、
人間はいつも自分に備わった仁を忘れてしまう。
そして、偉い人の話を聞いて、真に受ける。
こんなことをするから、
すぐに行き詰まってしまうのだ。
自らの内なる声に従い、
「忠」を守って生きるにまさるものはない。
忠とは、自分自身の心の真ん中にいる、ということだ。
仁・・・感情が豊かで生き生きとしている状態
他人に決めつけられた、
価値観に従って生きてはいけないのです。
人の価値観は人の数だけあります。
他人と価値観が完全に合致することはありません。
他人の価値観に従うと、
その価値観が自分との価値観に合わず、
生きづらくなってしまいます。
自分らしく生きるには、
他人に決めつけられた生き方ではなく、
自分の感情に素直に従うことが大切です。
自分の素直な感情とは、
心に一致した言葉は、ごつごつしていて、美しくない。
美しい言葉は、心を裏切っている。
自分の感情が美しくなくても構いません。
ただ、あるがままに自分を見ることが大切なのです。
なので、自分の感情に素直になろう!
天の道に従えば、利益を挙げても害をなさない。
聖人は、蓄積しない。
ことごとく、人のために使うが、
それでいて、いよいよ余る。
ことごとく、これを人に与えるが、
それでいて、いよいよ増える。
物質的な豊かさは、
一時は人に満足を与えます。
ところがすぐに、
新しくほしいものが出てきて、
今持っているものでは満足できなくなり、
不満になります。
つまり、精神は貧しいということです。
自分が精神的な豊かさを手に入れるには、
ものを他人に与えることが必要です。
ものにこだわって不満になるよりも、
ものを与えて満足した方が、
精神的な豊かさは手に入るのです。
ものにこだわりすぎるのも、よくないんだね。
知らないということを知るのはすばらしい。
知らない、ということを知るのは、すばらしい。
知らない、ということを知らないのは、病である。
知らないということを、
知っている人は、
何を学んだらよいのかが明確にわかります。
このような人は、
成長しやすいです。
一方で、
知らないということを、
知らない人は、
学ぶ姿勢がなく、
成長できません。
知らないということは恥ではありません。
自分の知らないところは素直に受け入れ、
これから学んでいけばよいのです。
ソクラテスの「無知の知」に似てるね。
まとめ
老子の教えは、
外部の要因に左右されずに、
ありのままの自分を見ることの大切さについて書かれています。
ありのままの自分を受け入れ、
ありのままの世界を見ることで、
どんなものにも左右されない強い心が、
手に入ると思います。
私は今まで、
自分の感情をおざなりにしてきた節があります。
これからは、
自分の感情に素直になり、
強い心を手に入れたいと思います。
最後まで読んでくれて、
ありがとう!
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