本紹介『「ポジティブ脳」の使い方』

心理学・脳科学

・ネガティブを受け入れるとポジティブになる

・自然体な人がポジティブな人である

・「良い」「悪い」もなくただ手を動かすことでポジティブになる

最近の自己啓発本には、

「くよくよしないで、前向きにいきよう!」

といったアドバイスがあります。

そのようなアドバイスは、

一時は私たちをポジティブな気分にさせてくれます。

ところがすぐに、

現実の自分に戻り、

くよくよ悩んでしまいます。

ではなぜ、

このようなことが起きるのでしょうか?

その理由として、

筆者の茂木健一郎さんは、

”前向きな考え方”とは、

脳のエネルギーを消費して、

行動するためのエネルギーを消耗させてしまいがちな存在だからです。

と述べています。

では、

”前向きな考え方”をしようとせずに、

ポジティブになる方法とはいったいどういったものでしょうか?

それは、

「良い」「悪い」の判断をせずに、

ありのままの自分を受け入れ、

ただやるべきことをやることです。

ということで、

今回は『もっと結果を出せる人になる!「ポジティブ脳」の使い方』を解説していきます。

それでは、解説していこう!

ネガティブを受け入れるとポジティブになる

感情の動きとは、水の流れで考えてみるとわかりやすいかもしれません。

川の上流で雨が降れば、水は必ず下流へと流れます。

それをうまく導いて、水の流れを安全かつ有効に管理することが治水の基本です。

ところが、その流れを無理にせき止めようとすれば、

水が氾濫したり、土砂崩れが起きてしまう。

そこで最近は、水を押さえつけず、

そのエネルギーをうまく誘導することで、

自然と共生する方法が考え直されるようになっています。

感情にも、水と似たようなところがあります。

ネガティブな感情は無理に抑えつけようとすることで、

やっかいなことになることが多いのです

ネガティブな感情を抑えようとすればするほど、

人間はネガティブになってしまいます。

自身の感情を抑えつけることは、

私たちの心に大きなストレスを与えてしまい、

エネルギーを消耗してしまいます。

人間の感情に感じてはいけない感情はありません。

そのため、

ネガティブなことを感じたことを受け止めて、

ポジティブなことに捉え直すことが必要になります。

子供が退屈している時、

退屈とはネガティブな感情だと思いますよね。

けれどもこの退屈は、

新しいものを欲している「好奇心に満ちた状態」ともとらえることができるわけです。

もしそこに一冊の昆虫図鑑があったとしたら、

子供の知識の吸収力は通常の何倍にも跳ね上がるということです。

このようにネガティブなことを受け止めて、

ポジティブに捉え直すことができれば、

通常の何倍もの力を発揮できるようになります。

ネガティブはマイナスではなく、

むしろ捉え方次第では、

大きなプラスのエネルギーになることを覚えておいてください。

てんびん
てんびん

ネガティブな感情もとっても大切なんだね・・・

自然体な人がポジティブな人である

私自身、かつては周囲との価値観の差を感じながらも、

「やっぱり普通に生きなければ」

と自分を周囲に合わせようとしていた時期がありました。

そのときは、やはり生きていることが窮屈で、

苦しかった記憶があります。

それでも今、私がストレスなく自由に生きていけるのは、

「あ、別にもう普通のふりなんかする必要ないや」

と思っているからです。

人は人の数だけ個性があります。

完全に他人と一致する個性を持った人はいません。

人は世間一般のものさしで測れるほど単純なものではないのです。

他人の価値観に無理やり合わせようとすると、

自分の価値観との不和が生じてしまいます。

その不和が原因で、

強いストレスを感じてしまい、

生きづらくなってしまいます。

他人と合わせるよりも、

自分が自然体でいることが、

不和を生じさせない賢い生き方なのです。

てんびん
てんびん

自然体でいることって結構難しいよね・・・

「良い」「悪い」もなくただ手を動かすことでポジティブになる

何がどう転んだとしても、

こうしてやるべきことをやっていることで、

必ず事態は発展的な方向に向かっていきます。

どんなに小さなことでも、

淡々と続けられる”しぶとさ”が「ポジティブ脳」には必要不可欠なのです。

「良い」「悪い」の判断をしようとすると、

余計な考えが浮かんでしまって、

動けなくなってしまうことがあると思います。

「良い」「悪い」の判断をしている時は、

立ち止まって行動しないので、

事態は発展しません。

事態が発展しないので、

ストレスを感じてしまうでしょう。

「良い」「悪い」の判断をして、

ネガティブになるよりかは、

とにかく行動して、

事態を発展させた方がよいです。

そしてその先に、

ポジティブなことが待っているのです。

てんびん
てんびん

悩んでいても何も始まらないよね。

まとめ

・ネガティブを受け入れるとポジティブになる

・自然体な人がポジティブな人である

・「良い」「悪い」もなくただ手を動かすことでポジティブになる

いかがだったでしょうか?

ポジティブになるには、

根性論ではなく、

自然体で「良い」「悪い」もなくただ行動するのが必要だったみたいですね。

私も自然体でいることを意識してみようと思います。

てんびん
てんびん

最後まで読んでくれてありがとう!

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