「もっと幸せになりたい」「不安をできるだけ減らしたい」と思ったことはありませんか?
僕も毎日そう思ってるよ。
しかし、幸せや不安は目に見えません。
そのため、幸せは認識しづらく、不安は対策しづらくなってしまいます。
僕たちがより幸せに、不安を減らして生きるためにはどうすればよいのでしょうか?
そこで、紹介するのはこの本。
この本の著者の茂木健一郎さんは、脳科学者として数々メディアに出演されている方です。
そんな脳のスペシャリストである茂木さんが、幸せになるための力の育て方と不安を消す方法を紹介しているのが本書です。
・幸せとは何かがわかる
・悩みや不安の対策がわかる
・人生の楽しみ方がわかる
それでは、解説していこう!
幸せになる力をつける
戦略的にあきらめる
ストレスなく生活するためには、自分でコントロールできることと、できないことを分けて考える必要があります。
そして、前者はベストを尽くし、後者は諦めることが重要です。
「仕方ない」「諦める」という言葉は、消極的なようでいて、実はベストを尽くす人の座右の銘でなければならない。
自分がコントロールできる範囲で努力することが大切なんだね。
世の中には、自分だけではコントロールできないものが数多く存在します。
そのため、自分のコントロールできる範囲を見誤ると、コントロールできない部分まで悩んでしまいます。
例えば、他人からの評価です。
他人の感情はコントロールすることも、予測することも難しいです。
自分がどれだけ努力しても、評価を下すのは他人です。
そのため、他人からの評価について悩んでいては、ストレスが溜まっていってしまいます。
ストレスなく生活するためには、自分がコントロールできる範囲で努力し、できない部分は諦めることが重要なのです。
ストレスを溜めないようにするためには、時には「諦める」ことも大切なんだね!
幸せとは気づくことである
幸せとは、「気づく」ことであると、さまざまな研究結果が示している。
自分の人生の中の、ごくあたりまえの恵みに目覚めることが、汲めども尽きぬ幸せの泉となるのだ。
日常の小さな幸せに気づくことが、幸せになるためには必要なことなんだね。
「もっと多くのモノが欲しい」「もっと多くのお金が欲しい」などの考えは自分に活力を与えてくれます。
しかし、新しいモノを手に入れても、すぐに他のモノが欲しくなってしまうのが人間です。
行き過ぎてしまうと、常に満ち足りていない状態になってしまいます。
日々の生活が「いつか幸せ」になるためのプロセスになってしまうのです。
そのため、日常の小さな幸せに気づき、今あるモノで満足することが大切です。
常に新しいモノを欲しがることは、現状に満足できていない証拠なんだね…
では、日常の小さな幸せに気づくにはどうすればよいのでしょうか?
それは「旅」をすることです。
外国を旅した日本人が、日本のすばらしさに気づくことはよくある話です。
それと同じように、日常の小さな幸せも、家から出ることによって知ることができるのです。
家の中に閉じこもったままでは、日常の幸せに気づくことは難しいのです。
「旅」をすることで、より日常を楽しく過ごせるようになるでしょう。
家に引きこもってばかりでは、日常の小さな幸せは見えないんだね。
僕も今度、旅行しようかな。
不安を消す
新しいことに挑戦する
脳の「アンチエイジング」において最も大切なのは、「新分野」に挑戦することである。
脳は筋肉のようなものです。
さぼっていては衰えてしまいますし、鍛えれば強くすることもできるのです。
では、どうすれば脳を鍛えることができるのでしょうか?
それは、「新分野」に挑戦することです。
常に新しいことに挑戦し続けることが、脳を強化し、いつまでも若々しくいることにつながるのです。
新しいことに挑戦して、脳を鍛えることが大切なんだね!
「新分野」といっても、何でも構いません。
・三つ玉のお手玉
・ランニング10km
・短いコンピュータープログラムを書く
日常には、まだ挑戦したことのない課題があちこちに転がっています。
脳を若々しく保つためにも、「新分野」に挑戦してみてはいかがでしょうか?
僕も新しく何か始めてみようかな!
集中状態を作る
不安を消すためには、物事に集中することが重要です。
時間が経つのを忘れるような集中状態に入ることができれば、仕事自体が喜びとなり、報酬となる。
そのような心がけを持つ人は、脳活動も調整され、自己治癒能力を通して健康にもなる。
物事に集中している状態を作ることが、ポジティブに生きるためには必要なんだね!
では、どうすれば集中する状態を作り出すことができるのでしょうか?
本書では、それについては解説されていなかったので、僕自身のアイディアを提案します。
集中状態になるには、環境を整えて、シングルタスクをする必要があると思います。
部屋が散らかっていると、注意が物に向いてしまい、集中できなくなってしまいます。
なので、整理整頓を心がけましょう。
スマホなど気が散る物は、部屋から出した方がよいでしょう。
そして、1つのことに集中して取り組みましょう。
マルチタスクをしてしまうと集中力が分散されてしまい、うまく集中することができません。
そのため、1つのタスクを集中して終わらせ、次のタスクに移る方がよいと思います。
環境を整えて、シングルタスクを心がけるだけでも、集中できる時間が長くなると思うよ。
しっかり反省する
強い心を作るためには、過去を振り返り、反省する力をつける必要があります。
自分の行動を生み出した価値観、世界観を振り返ることで、将来、もし似たようなことがあったとしても、同じ失敗を繰り返さなくて済む。
反省するということは、いわば、鏡を見て自分の「心の化粧」をするようなもの。
同じ過ちを繰り返さないためには、過去の行いをきちんと反省することが大切なんだね。
上手に反省するためには、過去の「実際の行動」と「できたかもしれない行動」を比較することが大切です。
例えば、お菓子を食べ過ぎて太ってしまったとしましょう。
この場合、「できたかもしれない行動」はお菓子をそもそも買わないことです。
反省を生かして、ショッピングに行く回数を減すなどして対策することが大切です。
このように反省することで、同じような過ちを防ぐことができるのです。
「実際の行動」を「できたかもしれない行動」に近づけることが重要なんだね!
まとめ
・小さな幸せに気づく
・戦略的に諦める
・挑戦力・集中力・反省力をつける
僕たちがより幸せに、不安を減らして生きるためには上記のようなことが必要なのですね。
幸せは日常にある。
しかし、それに気づくためには、普段と違う世界を見る必要があります。
新しいことに挑戦したり、集中したり、反省して行動を改善したりすることで、いつもとは違った視点を持てるようになると思います。
新しいことに挑戦して、楽しく毎日を過ごそう!!
幸せになるためには、複雑なことは必要ない。
そんなことに気づかせてくれる1冊でした。
本書では今回紹介した他にも、
・遊びながら結果を出す
・悪口には大きなチャンスが潜んでいる
・あらゆる悩みは「数字」で解決できる
など興味深い内容がありました。
挑戦するのに遅すぎることはありません。
皆さんも、いろいろなことに挑戦してみてください!
僕もがんばるよ!
最後まで読んでくれてありがとう!
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