・どんな感情も一時的なものである
・不安は過去や未来からやってくる
・瞑想によって「今、ここ」に集中する
私たちはどうしても不安になってしまう生き物です。
明日の仕事のことや、
過去にしてしまった失敗などを思い出して不安になるのです。
実は人間の不安のほとんどは、
過去や未来のことを考えることによって生じます。
私たちは過去や未来に囚われ、
不安になってしまう生き物なのです。
そのため、
「今、ここ」に集中することが必要です。
現在、
脳科学の世界では「今、ここ」に集中する技術として、
マインドフルネスの研究が盛んにされています。
マインドフルネスとは、
心を「今、ここ」に集中させて、
自分の身体を観察することです。
マインドフルネスをすることによって、
鬱の症状や不安が和らいだというような研究結果が多数あります。
マインドフルネスを実践する簡単な方法の1つとして瞑想があります。
瞑想をすることによって、
「今、ここ」に集中できるようになり、
不安が和らぐのです。
ということで今回は、
不安を抑えるにはどうすればよいのかが書かれた、
『どうせ死ぬのになぜ生きるのか』を解説していきます。
それでは解説していこう!
どんな感情も一時的なものである
どれほど平静に振舞っているように見える人であっても、
悟りを開いた聖人でもない限り、
心の中では片時も納まることのない嵐が吹き荒れています。
僕らの心は瞬間ごとに「正常」と「異常」の間を常に、
行ったり来たりしている。
感情は常に変化していて一定ではありません。
私たち人間は外部からの刺激などによって、
感情が簡単に変化してしまう生き物なのです。
私たちは不安を感じると、
それを一時的なものであるとは捉えずに、
あたかも永遠に続くような感覚を覚えてしまうことがあります。
そのように不安を捉えてしまうと、
必要以上に体力を使ってしまいます。
「不安は一時的だから、しばらくすれば納まる」と捉えれば、
冷静に物事を判断できるようになるでしょう。
どんなに嫌な感情でも一時的なものにすぎないんだ。
不安は過去や未来からやってくる
人間はどれだけ欲求を満たしても、
決して満足することができません。
それは、
人間の自意識が「今、ここ」だけではなく、
過去や未来、
あるいは無限の空間に向けて、
どこまでも広がっていくものだからです。
人間の不安のほとんどは、
過去や未来に囚われることによって生じます。
野生の動物には未来や過去といった概念が存在しません。
「お腹すいた」や「痛い」などの問題しかなく、
過去や未来を心配して不安になることはありません。
野生の動物には「今、ここ」しかなく、
私たち人間のような不安は感じないのです。
つまり、
不安を抑えるには、
「今、ここ」に集中する必要があるのです。
確かに、
悩んでいることのほとんどは過去や未来のことだったな・・・
瞑想によって「今、ここ」に集中する
瞑想の素晴らしいところは、
自分の心と身体に対する「観察力」が養われることです。
(中略)
「自分のこころと身体を正確に観察すること」は、
そのまま、
僕らが自分で瞬間ごとにつくり出している妄想に気づくことにもつながります。
上記でも述べた通り、
不安は一時的なものです。
瞑想によって、
「観察力」を養うことによって、
ただの妄想であると気づくことができるようになります。
瞑想には、
心を「今、ここ」に集中させ、
過去や未来の不安を遠ざける効果があります。
瞑想のやり方はいたってシンプルです。
まず姿勢を正して座ります、
目を閉じて注意を呼吸に向けます。
注意がそれたら呼吸に注意を戻します。
これを毎日5分するだけでも、
不安を改善することができるでしょう。
最初のうちは、
いろんな考えが頭に浮かんでしまうけど、
気にしないで意識を呼吸に戻すことをしてみてね
まとめ
・どんな感情も一時的なものである
・不安は過去や未来からやってくる
・瞑想によって「今、ここ」に集中する
人間の不安は一時的で、
過去や未来から生じます。
このことを理解しておくだけでも、
不安に対して適切な対処をする助けになるでしょう。
毎日瞑想をするだけで、
不安に強くなることができるので、
ぜひやってみてください。
最後まで読んでくれてありがとう!
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