今回紹介する本は、
『1%の努力』です。
世の中は、
「努力100%」という信仰で溢れかえっています。
しかし、
ほとんどの物事において、
「100%自分の実力」といえることは多くありません。
本人がモテる努力をして恋人ができたとしても、
元々の顔のパーツがよかったから、
つまり遺伝子の影響もあったと言うこともできる。
このように、
決定的な要因は1つではなく、
さまざまなことが絡み合って、
人生は成功へと導かれていく。
努力してもどうにもならないことは数多くあります。
また、
努力をすること自体、
才能だと捉えることもできます。
努力できなかった自分を責めて、
落ち込む必要はありません。
必要なのは、
自分だけのせいにせず、
「1%の努力」で変えられる部分はどこか考えることなのです。
ユニークな人が生き残る
人が人を選ぶ基準は、
優秀さではない。
「面白いかどうか」だ。
面白ければ一緒に仕事していて楽しい。
優秀かどうかは、
実際に仕事をしてみないとわからない。
前の会社では優秀だったとしても、
他の会社では合わないこともある。
面白い人が面白くなくなるって、
わりと10年くらいかかる。
ユーモアはこれからの時代に必須になってくるスキルです。
これからの時代、
AIに職を奪われて、
転職せざるをえなかったりする場合が出てくると思います。
中には何度も転職を経験する人も出てくるかもしれません。
このような激動の時代に必要なのは、
どこに行っても役に立つスキルです。
ユーモアはどこに行っても役立つスキルです。
絶え間なく変化する時代に生き残る人は、
ユーモアがある人なのです。
競争の要らないところに張る
世の中には、
「努力できる」というような才能を持った人がいます。
努力できる才能がなければ、
いくら頑張っても、
正攻法では彼らに勝てない。
何かを成し遂げるために頑張らなければいけない場所を選んだ時点で、
ちょっと頑張っただけでうまくいってしまう人に本気を出されたら、
すぐに先を越される。
正面突破の方法だと、
ハンデのついた100メートル走をやらされているようなもので、
絶対に勝つことができない。
自分の努力ではどうしようもないこともあります。
むしろ、
頑張らなくても結果が出る場所に行った方が、
うまくいく可能性があります。
つまり必要なのは、
「競争の要らないところに張る」ということなのです。
常に新しいことをする
いつも同じようなことをしていても、
その生活には変化がありません。
「新しいこと」をすることは、
私たちの生活に刺激を与えてくれます。
人生を楽しむために、
「新しいこと」をするべきです。
「新しいこと」をすることに特別な労力は必要ありません。
僕の場合は、
次のようなルールを作っている。
「予測不能なものにだけお金を払う」というものだ。
例えば、
新作のお菓子を買ってみる、
行ったことのないところに行ってみるなどです。
このようなルールに従って生活してみることで、
簡単に「新しいこと」に触れることができます。
まとめ
・ユニークな人が生き残る
・競争の要らないところに張る
・常に新しいことをする
必要なのは努力を無理にすることではなく、
考え方を変えることです。
この本は他にも、
・出すぎた杭は打たれない
・世の中は高校生レベルで成り立っている
・言ってはいけないことを言う
などが紹介されています。
気になった方は、
本書を手に取ってみてください。
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