私たちは、
「誰か」や「何か」と「現実」とを比べて、
苦しんでいます。
そこで、
比べない生き方を提案しているのがこの本。
この問題の本質的な解決策は、
「欲」をなくすことと、
「とらわれ」をなくすことです。
すべてをありのままに、
良いことも悪いことも受け入れられる姿勢が大切なのです。
それでは、
解説していきます。
他人と比べない
他人と比較することは、
自分を苦しめる大きな要因の一つです。
他人と自分とを比較し、
「自分はダメだ」と落ち込んだり、
あるいは「自分の方が上だ」と思っていても、
どちらも苦しくなるだけです。
その理由は「自分に対する評価を相手に委ねている」から。
制御することができない他人に自分の生殺与奪権を手渡しているから苦しくなるのです。
他人は制御することができません。
そのため、
他人と比べて自分を評価すると、
一喜一憂してしまい、
苦しくなってしまいます。
他人と評価を比較しない人は、
一喜一憂せずに物事に取り組める、
自分軸があります。
そのような人ほど、
より行動的になり、
成果を上げることができるのです。
「欲」や「こだわり」をなくす
人は「欲」や「こだわり」があるので、
苦しみます。
新しいものを手に入れても、
すぐに飽きてしまい、
また新しいものが欲しくなります。
また、
自分の「こだわり」を他人に押し付けて、
他人を正論でねじ伏せる。
ねじ伏せられた相手は感情的になり、
ますます反発するようになる。
このように、
何かを手に入れたり、
何かをねじ伏せたりして得た幸せは長続きしません。
欲望にはキリがないし、
相手を言い負かしても、
お互いがイライラするだけです。
相手を自分の価値観で判断せず、ありのままで見る
目の前にいる人が、
自分が考える善悪の基準に沿っていようが背いていようが、
自分の価値観と同じだろうが、
違う価値観だろうが、
そんなことにとらわれているから欲が起きる、
怒りが起きるというわけです。
人の数と同じだけ、
正義や価値観があります。
そのため、
他人と正義や価値観が完璧に一致することはありません。
欲や怒りを抑えるためには、
相手を自分の正義や価値観に照らし合わせずに、
ありのままで見ることが大切です。
ありのままで物事を見れるようになれば、
余計な苦しみから解放され、
生きやすくなるのです。
まとめ
・他人と比べない
・「欲」や「こだわり」をなくす
・相手を自分の価値観で判断せず、ありのままで見る
他の何かと比べずに、
ただありのままで物事を見ることが、
苦しみから解放されるために必要なことなのですね。
ありのままで他人を見ること、
難しいですが身に着けられたら一生ものの宝になると思います。
頑張って身に着けていきましょう。
次回に続きます。
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