前回に引き続き紹介するのはこの本。
それでは解説していきます。
人間の魅力を決めるのは「温かさと優しさ」
人は見た目がすべてと思いがちですが、
それは大間違いです。
米国イリノイ州立大学のスーザン・スプレッチャーは、
何が人間の魅力を決めるのかを調べてみたのですが、
「魅力を決める上で重視する」ことのトップは、
「相手の温かさとやさしさ」と答えたのが72%でトップ。
また、「相手の人柄」と答えた人も72%で、
同率のトップでした。
私たちが人を好きになるとき、
最も重視しているのが相手の内面なのです。
ですから、自分の顔に自信がなくても、
そこまで気にする必要はないのです。
世の中には、見た目で全てを判断する人がいますが、
そのような相手には別に好かれなくても構わないと考えましょう。
自分の性格や長所をきちんと重視してくれる人と付き合った方が、
よい関係が続きます。
異性にモテたいなら、
内面を磨くことが重要なのです。
長い目で見ると陰キャが有利
明るくて陽気で、表情も豊かな人の方が好かれると思っていませんか?
そして、内気な自分を責めたりしていませんか?
実は、長い目で見れば陰キャの方が有利です。
陽気キャラは、第一印象はものすごくいいのです。
ところが、時間が経過すればするほど、
陽気キャラはがっかりされやすく、
陰気キャラは、じわじわと印象がよくなっていくのです。
陽気キャラは第一印象がよく、
最初の期待値が大きくなりやすいです。
最初の期待値が大きい分、現実との差で、
必要以上にがっかりされてしまうことがあるのです。
一方、陰気キャラは口数が少ないため、
第一印象は良くありません。
しかし、最初に期待されてない分、
その後の行動で評価が急上昇しやすいのです。
自分が内気であっても自分自身を責める必要はありません。
むしろ、長期的には陰キャの方が有利なので、
自信をもってください。
心配性な人は頭のいい人
カナダのレイクヘッド大学のアレクサンダー・ペニーの研究によると、
不安が高く、心配ばかりする人ほど、
知能テストの結果がよいことがわかりました。
心配性な人は、頭がよいのです。
その理由は、悲観的な人のほうが、
将来の失敗を避けるために、
ものすごく努力をするから。
悲観的な人はリスクが生じる可能性に対する感度が高いため、
大きな問題が起こりにくく、
問題を早めに対処することができます。
悲観的な人というと、
マイナスなイメージを持たれがちですが、
悲観的であることはむしろいいことなのです。
楽観的な人よりは、
心配しすぎるぐらいが、
大きな失敗を避けることができるのです。
次回に続きます。
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