ブッダ100の言葉 仕事で家庭で、毎日をおだやかに過ごす心得  [ 佐々木閑 ]  1

自己啓発

皆さんは、充実した毎日をお過ごしでしょうか?

最近、なんだか不安で苦しいと感じている人が増えているような気がします。

仕事のこと、お金のこと、人間関係のことなど、

私たちが不安になる要素が多くあります。

私たちがそのような苦しみから解放されるには、

どうすればよいのでしょうか?

そこで、紹介するのはこの本です。

ほとんどの宗教は、

神に祈るなどといった、

外部の存在に頼って苦しみから逃れようとします。

しかし、ブッダは、

そのような存在を頼りませんでした。

ブッダは、自分を救えるのは、自分自身である」と考えました。

つまり、自分の努力によって道を切り開いていくことが大切であるということです。

ということで、

自分自身の努力で道を切り開くにはどのようにすればよいのかを解説していきます。

自分の目的を理解する

他者の目的がどれほど大きなものであったとしても、

自己の目的を失ってはならない。

自己の目的をしっかり理解して、

自分の目指すところに邁進まいしんせよ。

私たちはついつい他の人と比べてしまいがちです。

他の人が大きな成功をしているのを見ると、

なぜか悔しくなってしまいますよね?

ところがブッダは、

他人のあり方ばかりに気を配っていると、

自分の本来の目的を見失ってしまうと考えました。

他人と比べることはせずに、

ただ自分の目指す目標に向かって努力しろということですね。

私も他人と比べることで劣等感を覚え、

苦しんでいた時期がありました。

他人と比べることをして、

自分を苦しめていたのは自分自身だと思います。

ブッダは、「自分を救えるのは、自分自身である」という言葉を残しています。

反対に、「自分を苦しめるのも、自分自身である」のだと思います。

自分の目的と他人の目的を混同せず、

ただ目標に向かって努力することが大切なのですね。

他人のあら探しをやめて、自分の過失を認める

他人の過失はすぐに目につくが、

自分の過失は見えにくい。

人は、他人の過失を、

まるで籾殻もみがらのように吹き飛ばすが、

自分の過失は覆い隠してしまう。

それはちょうど、たちの悪いいかさま賭博師が、

都合の悪いサイコロの目を隠してしまうようなものだ。

確かにその通りだなぁと思います。

私も他人の失敗はすぐ目につく癖に、

自分の失敗はなかなか気づかないというようなことがよくあります。

ところが、そのような態度でいると、

心の平穏は実現できないとブッダは考えました。

人のあら探しに奔走して、

失敗を見つけては怒り、

またあら探しをしようとする。

さらに始末の悪いことには、

自分の失敗はまるでなかったかのように覆い隠す。

このような人に、

心の平穏は訪れるはずがありません。

私も反省しなくてはならないと思います。

この言葉を知って私は、

自分の過失をしっかり認めることのできる人のほうが心の平穏を手にすることができると思いました。

自分の過失を認めることは、

屈辱的かもしれません。

しかし、人は失敗から学ぶことのできる生き物です。

失敗から学び、改善していけば、

同じようなミスをしなくなります。

ですので、自分の過失を認めることは、

長期的に考えれば、心の平穏をもたらすことができるのではないかと思います。

自分を救えるのは自分

自分を救えるのは、自分自身である。

他の誰が救ってくれようか。

自分を正しく制御して初めて、

人は得難い救済者を手に入れるのだ。

私たちは、自分を苦しめるのは、

他人であって、自分は悪くないと考えがちかもしれません。

私も、自分を苦しめている原因は自分自身にあったにも関わらず、

外部の環境のせいにしていました。

しかし、ブッダは、

幸福になるのも不幸になるのも、自分の心次第であると考えました。

たしかに、小さなことに幸せを感じることができる人がいる一方で、

他人と比べたりして、

自分を苦しめている人もいます。

まさに、幸福は自分次第であると痛感しました。

他人や環境のせいにはせず、

「自分を救えるのは、自分自身である」と考えて努力することが大切なのですね。

まとめ

・自分の目的を理解する

・他人のあら探しをやめて、自分の過失を認める

・自分を救えるのは自分

上の3つはどれも大切なことです。

私たちは自分の過ちを認めることはなるべくしたくないと考えがちです。

しかし、自分の過ちをしっかり認め、

改善を繰り返すことのできる人が成長する人だと思いました。

原因は自分自身にあると考え、

だだひたすらに目的に向かって努力できる人に私はなりたいです。

次回に続きます。

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