前回に引き続き紹介するのはこの本。
それでは解説していきます。
自分がイライラする状況を知っておく
人は常にイライラの因子を抱えているものだと思います。
それを爆発させないためには、
自分がイライラするのはどういう時かを事前に把握しておき、
その状況を意識することが大切です。
私たちは感情的になると、
自分に歯止めが利かなくなります。
そのため、イライラする原因を事前に知っておくことが必要です。
そうすることで、イライラの前兆を見逃さずに、
事前に対策が打てるからです。
対策として私がお勧めするのは、イライラの前兆を見つけたら、
3回ほどゆっくり深呼吸をして落ち着くというもの。
怒りはとてもエネルギーを使う感情です。
そのため長い間、怒り続けることは難しく、
ある程度、時間を置けば収まってしまいます。
イライラの原因を事前に把握し、
その前兆を見つけたら、3回ほどゆっくり深呼吸をする。
それだけでも、十分に怒りを収めることができると思います。
あるがままを受け入れる
人はできることはできるけれど、
できないことはできません。
できる、できないという言葉を「やりたい・やりたくない」と置換してもかまいません。
何をあたりまえなと笑うかもしれませんが、
それは最も大切な方程式であり、
その事実を忘れるから不満が高まり、
争いごとが絶えないのです。
できることをできる、できないことをできないと認識できなければ、
不満が溜まってしまうと筆者は述べています。
カナダの精神科医エリック・バーンの有名な言葉で、
『他人と過去は変えられないが、自分と未来は変えられる』
という名言があります。
私たちにできることは、自分と未来を変えること。
反対に、できないことは、他人と過去を変えることです。
できることをできない、できないことをできると考えた場合、
どうなってしまうのでしょうか?
「自分も未来も変えることもできない」というように考えてしまうと、
自分の可能性をつぶしてしまいます。
反対に、「他人も過去も変えられる」というように考えると、
変えられないものにいつまでも悩み続けることになります。
そうならないために、
できることはできる、できないことはできないと認識しておくべきなのです。
筆者はこの認識をするためには、
「あるがままを受け入れる」という姿勢が大切だと述べています。
物事を過大にも過小にも評価せず、
ただ、あるがままを見るというような姿勢が、
不満を抱かないようにするために必要なことだと思います。
過去を悔やむのではなく、今を生きる
過去を悔やむ時間があるなら、
未来を心配する余裕があるなら、
今から何をやろうか、どこへ行こうか、誰と会おうか、
などとやりたいことを想像してみてください。
あれこれと想像するうちに、
悶々と抱える悩みは時間の谷間に堕ちて見えなくなります。
今を楽しむことが、悩みを消すことにつながります。
私は心配性な性格で、いつも過去や未来の心配ばかりしていました。
しかし、「いま、ここ」に集中するようになった時は、
いつもの心配事が浮かばなくなりました。
人が悩むのは、過去や未来について考えるからです。
大切なのは、「いま、ここ」に集中することです。
集中することによって、悩みを抱く余地がなくなります。
では、集中するためにはどうすればよいのでしょうか?
集中するためには、自分が全力で楽しめる趣味を見つけることが大切だと思います。
自分が楽しめる趣味を見つけるには、とにかくいろいろやってみてください。
それが面白いかどうかは、やってみるまで分からないからです。
今を全力で楽しんで、悩みとおさらばしちゃいましょう!!
まとめ
・自分がイライラする状況を知っておく
・あるがままを受け入れる
・過去を悔やむのではなく、今を生きる
いかがだったでしょうか?
あるがままを受け入れて、「いま、ここ」に集中する。
このような姿勢が悩みを持たないようにするために必要なことなのですね。
本書では、今回紹介した他にも、
・うまくいかないことには意味がある
・健康は自分の意志しだい
・すべては時間が解決する
というような興味深い内容がありました。
気になった方はぜひ読んでみてください!!
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