自己啓発

最近、不安で苦しいと感じている人が増えているような気がします。お金のこと、人間関係のことなど、私たちが不安になる要素が多くあります。 私たちがそのような苦しみから解放されるには、どうすればよいのでしょうか？ブッダは、「自分を救えるのは、自分自身である」と考えました。幸福になるのも不幸になるのも、自分の心次第なのです。

世の中には、孤独が悪であるというような風潮があります。そのため、無理をして煩わしい人間関係を続けたりして、生きづらくなっている人が多くいると思います。ですが、孤独は悪ではなく、むしろメリットがあるものなのです。必要のない人間関係に縛られて、限りある時間を無駄にしないためには「孤独」が必要なのです。

器の大きな人は、自身の置かれている状況をプラスに捉えることができます。困難に直面した時に、神様からの試練と捉え、成長の糧にします。現状に不平不満を言っても物事は解決しません。それをプラスに捉えることによって、成長できるかできないかがわかれるのです。

他の何かと比べずに、ただありのままで物事を見ることが、苦しみから解放されるために必要なことです。他人と正義や価値観が完全に一致することはありません。そのようなことにとらわれているから苦しみが生じるわけです。そのような「欲」や「とらわれ」をなくし、ありのままで物事を見る姿勢が大切なのです。

困難をどう捉えるかによって、成長できるかできないかが決まります。困難な状況に陥った時、現状に不平不満を言っていては、人は成長できません。成長できる人は、困難を成長するための試練として捉えるのです。困難な状況に陥った時、つい不満を言いたくなってしまうことがあるかと思います。そのときに、ふと立ち止まって成長するための機会だと捉え直すことが大切です。

現在多くの人が、人生でもっとも多くの時間を費やす、「働くこと」の意義やその目的を見失っています。懸命に働くことは、 自分を成長させ、幸福をもたらしてくれる重要な行為です。困難がなければ成長しませんし、成長しなければ本当の幸福を得ることが難しくなってしまいます。

常にフルパワーで頑張り続けることは、余計なエネルギーを浪費しかねません。成果を出すには、上手に力を抜く習慣をつけることが大切です。力を抜くことは怠けることではなく、重要な場面で結果を残すために必要なスキルです。上手に力を抜くには、過程にとらわれず、目的を理解することが大切です。

自分を変えるのにつらい努力や根性は必要ありません。自分を変えるには、ひたすらに行動し続けることが大切です。準備は必要ありません。なぜなら、準備について考えることによって行動を先延ばしにしてしまうからです。何が必要かは行動をした後に自ずとわかるものなのです。

心の弱い人は、人よりも多くストレスを感じてしまい、人よりも多くのエネルギーを使ってしまいます。そのような人に必要なのは、無理に努力をすることではなく、 ストレスの根本的な原因を解決することが重要です。ストレスの原因は自分の考え方によるものが大きいです。例えば、他人の基準で生活していたり、物事に意味を求めすぎたりすることによってストレスが生まれるのです。

世の中は、「努力１００％」という信仰で溢れかえっています。しかし、ほとんどの物事において、「１００％自分の実力」といえることは多くありません。努力をすること自体、 才能だと捉えることもできます。 努力できなかった自分を責めて、落ち込む必要はありません。必要なのは、自分だけのせいにせず、「１％の努力」で変えられる部分はどこか考えることなのです。